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【SolidWorks 基本操作⑮】ビュー操作について

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今回はSolidWorksのビュー操作について説明します。
ビュー操作とは、モデルを見る向きや大きさを変える操作のことです。モデルそのものの形は変わりません。作った形を、いろいろな方向から確認するときに、毎日のように使います。
マウスだけでも操作できますが、キーボードのショートカット(決まったキーを押すと、特定の操作が実行される機能)を覚えると、素早く切り替えられます。この記事では、Ctrl+数字キーで決まった向きにする方法、矢印キーでの回転、Alt+矢印キーでのその場回転、全体表示、そしてスペースキーで出てくる「表示方向」のウィンドウを、順番に説明します。最後に、マウスジェスチャー(右ボタンを押しながらマウスを動かす操作)にも、簡単に触れます。

この記事では、操作の練習のために、ビュー確認用の3Dモデルを作成しました。立方体の各面に、「正面」「背面」「左側面」「右側面」「平面」「底面」の文字を付けてあります。文字を見れば、今どの向きから見ているかが、すぐに分かります。

練習用に作った、各面に文字が付いたビュー確認用の立方体のモデル
目次

操作前の準備

操作を始める前に、次の内容を確認してください。

  • SolidWorksを起動し、練習に使う部品(立方体の各面に、「正面」「背面」「左側面」「右側面」「平面」「底面」の文字が付いたもの)を開いておく
  • キーボードの操作は、モデルが表示されている画面の上で行います。画面の何もない場所をクリックしてから、キーを押してください

この記事の画面は、SOLIDWORKS 2022の日本語表示で撮影しています。
SolidWorksはバージョンや設定によって、画面やメニューの名称、配置が変わることがあるため、お使いの画面と異なる場合があります。

ビュー操作の使い方

Ctrl+数字キーで、決まった向きにする

キーボードのCtrlキーを押しながら、数字の1〜7を押すと、モデルを見る向きが、決まった向きに切り替わります。向きごとに、画面の左下に、向きの名前が表示されます。

  • Ctrl+1:正面
  • Ctrl+2:背面
  • Ctrl+3:左側面
  • Ctrl+4:右側面
  • Ctrl+5:平面(上から見た向き)
  • Ctrl+6:底面(下から見た向き)
  • Ctrl+7:等角投影(斜めから見た向き)

① Ctrl+1 を押す

Ctrlキーを押しながら、1を押します。モデルが正面から見た向きになり、「正面」の文字が、まっすぐ見えます。

Ctrl+1で正面から見た向きになった画面

② Ctrl+5 を押す

Ctrlキーを押しながら、5を押します。モデルを真上から見た向きになり、「平面」の文字が、まっすぐ見えます。SolidWorksでは、上から見た向きを、「平面」と呼びます。

Ctrl+5で上から見た平面の向きになった画面

③ Ctrl+7 を押す

Ctrlキーを押しながら、7を押します。モデルを斜めから見た向き(等角投影)になり、「平面」「正面」「右側面」の3つの面が、同時に見えます。形全体を確認したいときに、よく使う向きです。

Ctrl+7で斜めから見た等角投影の向きになった画面

この部品のように、各面に「正面」「背面」などの文字を付けておくと、今どの向きから見ているかが、すぐに分かります。練習のときに、便利です。

矢印キーで回転する

キーボードの矢印キー(↑↓←→)を押すと、モデルが15°ずつ回転します。Shiftキーを押しながら矢印キーを押すと、90°ずつ回転します。この角度は、初期設定の値です(設定で変えられるため、お使いの環境では異なる場合があります)。ここでは、正面(Ctrl+1)から始めます。回転すると、モデルが画面からはみ出すことがあるので、画像は、回転のあとに全体表示(後で説明します)にしています。

④ → キーを1回押す

矢印キーの→を1回押します。モデルが15°回り、正面の左側に、左側面(オレンジ色の文字)が見えてきます。

右矢印キーを1回押してモデルが15度回転した画面

⑤ ↑ キーを押す

正面(Ctrl+1)に戻してから、矢印キーの↑を1回押します。モデルが15°回り、正面の下側に、底面(赤い文字)が見えてきます。↑↓は上下方向、←→は左右方向の回転です。

上矢印キーを1回押してモデルが15度回転した画面

⑥ Shift+→ キーを押す

正面(Ctrl+1)に戻してから、Shiftキーを押しながら、→を押します。モデルが90°回り、左側面が、まっすぐ見えます。真横や真後ろに、素早く回したいときに便利です。

Shiftキーと右矢印キーでモデルが90度回転した画面

Alt+矢印キーで、その場で回転する

Altキーを押しながら矢印キー(←→)を押すと、モデルが、画面の中で、その場で回転します。前の章の矢印キーは、モデルを回して、別の面を見せる操作でした。Alt+矢印キーは、見ている面は、そのままで、モデルを画面の上で傾ける操作です。

⑦ Alt+→ キーを1回押す

正面(Ctrl+1)にしてから、Altキーを押しながら、→を1回押します。モデルが、画面の中で15°、反時計回りに回ります。「正面」の文字が、斜めに傾きます。見ている面は、正面のままです。

Alt+右矢印キーでモデルが画面の中で15度回転した画面

⑧ もう1回押す

もう一度、Alt+→を押すと、合計で30°回ります。Alt+←を押すと、逆向き(時計回り)に回って、元の傾きに戻ります。

Alt+右矢印キーをもう1回押して合計30度回転した画面

全体表示(モデル全体を画面に収める)

モデルを拡大しすぎたり、回転して画面からはみ出したりしたときは、全体表示で、モデル全体が画面に収まる大きさに戻せます。方法は2つあり、マウスでも、キーボードでもできます。

⑨ 拡大して、画面からはみ出した状態

マウスのホイールを回して、モデルを拡大します。「正面」の文字が大きくなり、モデルの端が、画面からはみ出しました。

ホイールで拡大してモデルが画面からはみ出した状態

⑩ マウス:中ボタン(ホイール)をダブルクリック

モデルの画面の上で、マウスの中ボタン(ホイールを押し込むボタン)を、素早く2回押します(ダブルクリック)。モデル全体が、画面に収まる大きさになります。

中ボタンのダブルクリックでモデル全体が画面に収まった状態

⑪ キーボード:F キーを押す

もう一度ホイールで拡大してから、キーボードのFを押します。中ボタンのダブルクリックと同じ結果で、モデル全体が画面に収まります。マウスから手を離したくないときは、Fキーが便利です。

Fキーでモデル全体が画面に収まった状態

スペースキーで、「表示方向」のウィンドウを出す

キーボードのスペースキーを押すと、「表示方向」のウィンドウが出てきます。ここから、見る向きを選べます。Ctrl+数字キーの、7つの向き以外にも、いろいろな向きを選べます。

⑫ スペースキーを押す

モデルが表示されている画面の上で、スペースキーを押します。画面の右上に、「表示方向」のウィンドウ(赤枠)が出ます。同時に、モデルのまわりに、半透明の立方体(面や角が、少しずつ違う形をしたもの)が表示されます。

スペースキーを押して表示方向のウィンドウと半透明の立方体が出た画面

⑬ 立方体の面にマウスを重ねる

半透明の立方体の、いろいろな面にマウスを重ねると、その向きから見たときのプレビュー(赤枠)が、画面の右上に表示されます。この画面では、右側の面に重ねて、「背面」のプレビューが出ています。

立方体の面にマウスを重ねると背面のプレビューが出た画面

⑭ 面をクリックして、向きを切り替える

その面をクリックすると、モデルがその向きになり、「表示方向」のウィンドウは閉じます。この画面では、背面から見た向きになりました。

立方体の面をクリックして背面から見た向きになった画面

マウスジェスチャーについて

マウスジェスチャーは、右ボタンを押したまま、マウスを動かすと、円形のメニューが出てくる機能です。マウスを動かした方向のアイコンを選ぶと、その操作が実行されます。キーボードに手を伸ばさなくても、マウスだけで、素早く操作できます。

⑮ 右ボタンを押したまま、マウスを動かす

モデルが表示されている画面の上で、マウスの右ボタンを押したまま、少し動かします。マウスのまわりに、円形のメニュー(赤丸)が表示されます。この画面では、右上に動かして、右上のアイコンが選ばれた状態(灰色の背景)です。アイコンには、見る向きなどが、絵で表示されています。

右ボタンを押したままマウスを動かして出た円形のマウスジェスチャーのメニュー

マウスジェスチャーは、メニューの内容や、アイコンの配置が、お使いの環境によって異なる場合があります。まずは、右ボタンを押して、どんな操作があるか、見てみましょう。

初心者が間違えやすいポイント

  • Ctrl+数字は、Ctrlキーを押しながら数字を押す:Ctrlキーを押したまま、数字を押します。
  • 「平面」は、上から見た向き:SolidWorksでは、上から見た向き(Ctrl+5)を「平面」と呼びます。平らな面、という意味ではありません。
  • 矢印キーの回転は、今の向きから回る:Shift+矢印キーの90°も、今見ている向きから90°回ります。「正面」から回ると「左側面」ですが、別の向きからだと、違う面が見えます。
  • 回転すると、画面からはみ出すことがある:はみ出したときは、Fキーか、中ボタンのダブルクリックで、全体表示にします。
  • 矢印キーと、Alt+矢印キーは、別の動き:矢印キーは、別の面を見せるために回します。Alt+矢印キーは、今見ている面を、画面の中で傾けるだけです。
  • 表示方向のウィンドウは、面をクリックすると閉じる:もう一度出したいときは、もう一度、スペースキーを押します。

うまくいかない場合の確認事項

  • キーを押しても、何も起きない:SolidWorksの画面が前面にあり、モデルが表示されている画面の上にマウスがあるか、確認してください。画面の何もない場所をクリックしてから、もう一度、キーを押してみてください。
  • 回転する角度が、記事と違う:矢印キーの回転する角度は、設定で変えられます。お使いの環境の設定が、記事と違う可能性があります。
  • 全体表示にしても、モデルが見えない:モデルが、画面の外に出ている可能性があります。Fキーを押して、全体を表示してください。
  • 押したキーと、違う向きに見える:画面左下に、今の向きの名前が表示されます。名前が、押したキーの向き(正面など)になっているかを、確認してください。
  • 画面の表示が違う:SolidWorksのバージョンや設定によって、画面やアイコンの配置、名称が異なる場合があります。

まとめ

ビュー操作のショートカットは、次のとおりです。

  1. Ctrl+1〜7:正面・背面・左側面・右側面・平面・底面・等角投影の向きにする
  2. 矢印キー:15°ずつ回転、Shift+矢印キー:90°ずつ回転する
  3. Alt+←→:見ている面は、そのままで、画面の中で傾ける
  4. Fキー、または中ボタンのダブルクリック:全体表示(モデル全体を画面に収める)
  5. スペースキー:「表示方向」のウィンドウを出して、見たい向きを選ぶ
  6. 右ボタンを押したまま、マウスを動かす:マウスジェスチャーの円形メニューが出る

ビュー操作は、設計の作業で、毎日、何度も使います。ショートカットを覚えると、マウスで画面を動かす回数が減り、作業が速くなります。まずは、Ctrl+1〜7と、Fキーから、使ってみてください。

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