今回はFusion360でロフトの使い方について説明していきます。ロフトのコマンドを使うことで、押し出しでも回転でも作れない3Dモデルを作成することが可能です。
押し出しや回転のコマンドとの違いは、スケッチを2つ以上書いてからロフトの操作を行うこととなります。
この記事を読みながら是非やってみてください。
■まだ押し出しコマンドと回転コマンドの記事を見ていない方は、先にコチラを見てみてください
#04【基本操作】Fusion360 回転コマンドの使い方
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目次
ロフトの使い方
ロフトの基本的な使い方
「スケッチを作成」を選択して、平面をクリック
「中心の長方形」を使って原点中心で長方形を描いて、下記の寸法を入れます
「スケッチを終了」して、オフセット平面をクリックします
平面をクリックします
オフセットする距離に「50」と入力します
「スケッチを作成」を選択して、さきほど作成した平面をクリックします
原点から「φ40」の円を作成します
「スケッチを終了」を選択し、作成から「ロフト」をクリックします
作成した2つのスケッチをクリックします
プロファイルに2つのスケッチが選択されると、プレビューが表示されます
「OK」をクリックします
ロフトを使った3Dモデルが完成しました!
これでロフトの基本的な操作説明は終わりです!
もっと難しい形状も作ってみたいという方は、下記のロフトの応用操作も見てみてください!
ロフトの応用操作その①
スケッチは3つ以上でもロフト形状を作成することが可能です
「オフセット平面」で平面を作成し、3つ目のスケッチを作成します
作成した3つのスケッチを選択して「OK」をクリックします
スケッチ3つでのロフトを使った3Dモデルが完成しました!
ロフトの応用操作その②
ロフトの接続に中心線を指定することも可能です
基本操作で作成したスケッチ2つを作成します
「スケッチを作成」を選択して、正面の平面をクリックします(※下図の平面)
「3点指定の円弧」をクリックします
下図のように3箇所を順番にクリックします
「一致」を選択して、下図の点を順番にクリックします
下側も同様に、2点で一致の拘束をかけます
続いて円弧に寸法を入れます。「スケッチ寸法」をクリックします。
円弧をクリックして「50」と入力します
「スケッチを終了」を押して、「ロフト」を選択します
2つのスケッチを選択後、「中心線」のアイコンをクリックします
円弧のスケッチをクリックします
中心線に沿って、形状が変更されたことを確認して「OK」をクリックします
中心線に沿ったロフトの3Dモデルが完成しました!
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