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【SolidWorks for Maker】普段から3DCADを使っている設計者が実際に使ってみた感想

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普段から色々な3DCADを使って設計業務を行っている機械設計者が、自宅に個人用のSolidWorks for Makerをインストールして実際に使ってみた感想を書いておきます。
最近DXの流れなのか3DCADを勉強したい!いうやる気のある方が多いので、そういう方のために昔からSolidWorksを使っている私が使用感などをホームページに残しておければと考えております。

SolidWorks for Makerをまだインストールしていない方は、過去記事でインストール方法について書いてありますので参考にしてみてください。
それから既に業務でSolidWorksを使っている方も、おすすめの初期カスタム設定についてまとめた記事がありますので、そちらも参考にしてみてください。

目次

SolidWorks for Makerのココが凄い!

インポートとエクスポートの種類が豊富

インポート出来る拡張子の一覧

新田設計

インポートできる拡張子はかなり多いですね!
昔からSolidWorksは追加アドオンを入れなくても、デフォルトで多くの拡張子に対応しているのでかなり助かっています。

※設計業界のネタですが、3Dデータの変換ソフトを何百万払うくらいなら、SolidWorksの方が変換ソフトとしても優秀(3DCADとしても使えるし)と言われているくらいです。

エクスポート出来る拡張子の一覧

新田設計

こちらも同じく多くの拡張子をエクスポートできます。
機械設計業界でよく使う3D拡張子は、「IGES」「STEP」「Parasolid」「STL」です。

3DCADでデータをやり取りする時の優先順位についても、過去の記事で書いてありますので、外部メーカーと3Dデータのやり取りをする事が多い方は参考にしてみてください!

3DPDFデータがエクスポートできる

SolidWorksにはeDrawingsという3Dデータを閲覧するビュアーがあるので、SolidWorks関係者の場合それを使えば問題ないのですが、使っていない企業様などにはインストールをしてもらう手間があるため、気軽に3Dデータを閲覧してもらうだけなら3DPDFがオススメです。
なんとSolidWorks for Makerでも3DPDFの作成が可能でした!(変換して3DPDFの左下にロゴが入るようになってました。※変換操作や使用感は製品版と同じかと思われです)

Fusion360でSolidWorksデータが直接開ける

これは何故?って思ってしまったくらいなのですが、SolidWorks for Makerで作成したSolidWorksデータ(.sldprt)、(.sldasm)、(.slddrw)は、製品版SolidWorksでは直接開けないと書いてありました。
ただ何故かFusion360ではSTEPなどの中間フォーマットに変換しなくても直接開くことが出来ました

Fusion360を起動して「マイコンピュータから開く…」をクリックします

拡張子からSolidWorksファイルを選択します

作成したSolidWorkデータを選択します

しばらく待っていると準備が整いました。というメッセージが表れるので「開く」をクリックします

無事Fusion360でSolidWorksデータが開けました!

新田設計

私は製品版のFusion360を使っているのでSolidWorksファイルが開けましたが、もしかすると無料の個人利用版では開けないかもしれません。

2D図面の機能も使える

これも使ってみてビックリしたのですが、3Dモデルを作成した後に2D図面を作成することもで出来ます。
SolidWorks for Makerがあれば、3Dモデリングの勉強が終わったら2D図面の勉強も出来ますね。

新田設計

ただし2D図面の方も初期設定のままだと、機械図面を作成するのに若干使いにくい部分もあるので、そこは自分である程度テンプレートをカスタムした方がよいかもしれないと思いました。

おわりに

今回はSolidWorks for Makerを実際に使ってみた感想を書いてみました。
正直本当にこれが個人利用のライセンスなの?ってレベルで製品版と殆ど変わりません。あまりに機能制限がかけられていないので逆に心配になる説まであります笑
SolidWorks製品版のどのバージョンを買っても使える簡易CAE解析「SOLIDWORKS Simulation Xpress」が搭載していないくらいで、あとは殆ど製品版と同じ感覚で使えてしまいます。
ただ初心者がCAE解析を自宅で練習するシチュエーションは、かなり少ないケースかと思いますので特に問題ないと思いますが。

Fusion360の初期の頃くらい全てのコマンドや機能が使えます。
当時のFusion360は無料版でもCAMやCAE解析まで使えていました!

今後は機能制限がかけられていくのは確実かと思いますので、もしSolidWorksを自宅で勉強したいと考えている方は今がチャンスかもしれません。(※ただし日本ではまだ情報が少ないのであくまで自己責任で)

新田設計

そういえば昔は3DCADの勉強をするために、よく土日に会社のカギを借りて練習していたなぁ、、、
日曜日の朝から社長の自宅のピンポン押して、怒られてた時代が懐かしいです笑

また他にも気が付いた事があればホームページを更新していきますので、気になる方はブックマークしておいて貰えるとありがたいです。

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