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3DCADでデータをやり取りする時の優先順位

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みなさんはIGES, STEP, Parasolidと言われてピンときますか!?
設計業界で仕事をしていると3Dデータをやり取りすることが多くあります。自社で持っている3DCADと、取引先の3DCADが同じならそこまで問題にならないのですが、各メーカーによって違う3DCADを使っている事がほとんどです。
残念ながらメーカーごとに3DCADが異なる場合3Dモデルの互換性がなく、相手に3Dモデルを送っても直接開くことが出来ません。
またもし同じCADを使用していても3DCADのバージョンが違う場合も、直接3Dモデルが開けないこともあります。特に下位互換がない3DCADが殆どです。

下位互換がない:例えばVer2.0で作られた3Dモデルは、Ver1.0のCADでは開けないという事です!
(※逆の場合は基本的には開けます)


その時は別の3DCADでもデータの受け渡しを行うために、一度「中間ファイル」や「中間フォーマット」と言われる別のCADでも開ける拡張子に一度変換する必要があります。
その際にどの拡張子にすれば良いの?って質問を受けることが多いのでそこにお答えしていこうと思います。

目次

3DCADでデータ変換をする時の優先順位

いきなり結論ですが、この優先順位でデータ変換を行いましょう!

■第1位・・・Parasolid (拡張子:x_t  x_b)

 データ容量が非常に軽く、3Dデータの互換性も高いです。
 ソリッドモデルとして認識されることが多いです。
 とても素晴らしい拡張子ですが、まだ3DCADによっては対応していないCADもあります。

■第2位・・・STEP (拡張子:step stp)

 Parasolidが登場する前はこの拡張子に変換することが多かったです。
 現在でもSTEPに対応している3DCADが非常に多く、色々な企業でメインでやり取りされています。
 またParasolidが対応しているCADを使っている企業でも、昔の流れでSTEPでやり取りしているところも多く、業界にいるとトータルで一番使われているように感じます。(※個人的にはParasolid推奨)

■第3位・・・IGES (拡張子:iges igs)

 かなり昔の拡張子になります。
 データ容量が非常に軽く、3Dデータの互換性もあまり良くないです。
 エラーやモデルの面が壊れたりとお勧め出来ません。
 IGES形式しか対応していないCADやCAMで仕方なく使うレベルです。

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